暮らしの学校

自分や家族のライフスタイルにあった家は、一体どんなカタチなのでしょう。 家をつくるまでに考えておくこと、新しい住まいでの暮らし方。 私たちと家づくりをしていただいたOBの方々の声を交えながら ゆたかに暮らす住まいのあれこれ、暮らしのあれこれを紹介していきます。

夢の暮らしをかなえる家づくり

はじめての家づくり。何から考えはじめていいのでしょう。ここではどんな家にしたいのか、どんな暮らしをしたいのか、プランを具体的にイメージするためのポイントをご紹介します。
家づくりの過程も、お客さまに楽しんでいただくために理想の住まいについて、じっくり時間をかけて、お話ししませんか?

1 家づくりのスケジュールを把握します

計画から完成・引渡しまで、家づくりのスケジュールをチェックします。
だいたいいつ頃何をすればいいのかがわかります。お客さまの予定もその流れに書き込んで行くと、家づくりへの楽しいイメージが広がるのではないでしょうか。

2 家族の希望やイメージを整理します

◆今の住まいの問題点は?

理想の住まいについて語る前に、いま住んでいる家や暮らしについて考えてみるのはどうでしょう。「この家は夏暑くて冬が寒いからいやだ」「間取りがたくさん区切られていて圧迫感がある」など。いまの暮らしについて考えてみます。

◆どんな暮らしがしたいかを考えます

自分たちでどう暮らしたいのか考えてみます。「家族の時間はどうしたい?」「将来はどうする?」「わが家で大切なシーンは?」などなど。そうすると、「じゃあ、新しい家はこうしたい!」という住まいに対する要望が自然と見えてきます。

◆各部屋ごとに具体的にイメージしてみます

玄関、リビング・ダイニング、キッチン、浴室・洗面室・トイレ、寝室、子供部屋、和室、その他の部屋、エクステリア・ガーデン、収納・照明
各部屋にかかわってくる収納と照明は大切な要素。収納は現在持っている持ち物をチェックして、どの部屋にどれくらいの大きさ、仕様のものがいるのかなど、じっくり一緒に考えましょう。

3 モデルハウスや現地見学会、ワークショップに参加します

坂田工務店では、お客さまに許可をいただいて、完成した家をみなさまにお披露目しています。また、暮らしはじめて時が経ったOBの方のお住まい訪問を実施しています。モデルハウスではわからない、実際の暮らしや住まいを、我が家を建てる前に、是非ご覧ください。

朽木の木を使った木の家モデルハウス”もりいえ”に、木の香りやぬくもりを実際に体感しにお越し下さい。 安曇川流域森と家づくりの会では、家づくりにまつわるセミナーや森に触れるワークショップなどを開催しています。家を建てようとしているお客さま同士の、また職人や設計士とのコミュニケーション場にもなっているので、是非お気軽にお越しください。

4 我が家の建つ敷地を知ろう

それぞれの土地には、固有の用途地域、建ぺい率、容積率、角地指定、防火地域、などが建築基準法で定められています。家のプランニングに必ず必要になるのが敷地調査・地盤調査です。私たち施工者や設計士が敷地の広さ、高低さ、方位、道路などの形状や、電気・ガス・上下水の引き込みなどの設備状況、気候風土、周辺環境などの敷地環境を確認し、お客さまのご要望の実現可能な方法をご提案します。

 

はじめての家づくり。何から考えはじめていいのでしょう。ここではどんな家にしたいのか、どんな暮らしをしたいのか、プランを具体的にイメージするためのポイントをご紹介します。
家づくりの過程も、お客さまに楽しんでいただくために理想の住まいについて、じっくり時間をかけて、お話ししませんか?

5 間取りなど、ライフスタイルにあったプランを設計士と話し合います

設これまでの施工例をお見せするとともに、設計の進め方や考え方を設計士がお伝えします。ここで家族で話し合った住まいに対する希望やどんな暮らしがしたいかなど、ゆっくりお聞かせください。設計士とともに、ご予算にあったプランを練っていきます。

 

5 間取りなど、ライフスタイルにあったプランを設計士と話し合います

まず、「自己資金」と「ローン金額」の上限を決めます。そのために「自分の家庭のお金」を確認します。そこから家に使える貯金や贈与などを検討します。家を買うにはそのほかに諸費用(総予算の1割前後)がかかったり、その後の引っ越し費用、新居の家具購入などもあります。また、住宅購入初年度には不動産取得税が、そして毎年固定資産税、都市計画税もかかります。現在の住居費にかかる費用を書きながら、ローン金額を算出し、これに貯蓄や贈与諸費用をあわせた自己資金を足したものが住まいの予算となります。ご予算について、ローンについても私たちにご相談ください。
ご予算に納めるためにはまず、私たち設計、施工での創意工夫、またお客さまのご要望における優先順位も含め、じっくり話し合いながら納得のいくプランを計画します。

地元の木で建てる家

はじめての家づくり。何から考えはじめていいのでしょう。ここではどんな家にしたいのか、どんな暮らしをしたいのか、プランを具体的にイメージするためのポイントをご紹介します。
家づくりの過程も、お客さまに楽しんでいただくために理想の住まいについて、じっくり時間をかけて、お話ししませんか?

住まい手にも環境にもやさしい地域産の木の家づくり

人にやさしい木の家を地域産の木でつくることは、
木のふるさと、森にもやさしいことをご存知ですか。
今、地球では森林が減り続けています。
一方で、日本は豊かな森に囲まれているにもかかわらず多くの木材を外国からの輸入に頼っています。
その結果、国内の森林は手つかずのまま放置され、荒れはじめています。

このままでは林業は衰退し、さらに環境悪化や自然災害の発生など、人々の暮らしを脅かしかねません。
しかし、近くの森の木で家をつくることで、森を健全にし、自然環境を守ることができるのです。さらに、似通った気候条件の下で育った木材を使用する方が家に姿を変えた後も木は永く生き続けることができます。

森で育まれた木を家に使う・伐った分はまた植える・家は永く生き続ける・その間森で木が育つ・そしてまた森の木を家に使う…このような持続可能な環境サイクルを考えながら、私たちは、地域産の木の家づくりに取り組んでいます。

この地で伝え続けてきた大工技術で、私たちだからこそできる、安心の家づくり

美しい木組みと木肌に、確かな手仕事を感じる木の家。
多くの技と伝統が、そこには込められています。
坂田工務店の百余年の歴史の中で引き継がれてきた大工技術は、家づくりの中で伝えられ育まれてきました。
親方は、技術の未来を見据え、若手を育成し、若手は、親方の仕事や実物、読み物から懸命に技を体得しています。
そんな技術や知識を私たちは伝承しています。木材を活かし、力強く組み上げる家づくりは私たちの誇りです。

地域のこと、森のことを考える。

滋賀県の総面積の約2分の1をしめる森林は、木材の生産だけでなく、きれいな水と空気の源としても大きな役割を果たしています。
かつて人々は地域産の木材を使い、地域の技術で家を建て、お金を山に戻すことで経済と環境の循環を維持してきました。木材を有効に使うことは山を健全に保ち、水源となる森を護ることになるのです。
私たちは、適正に管理された森の木を、家の柱・梁や板材に利用し、その代価を山に還元することで新たな森林を育み、再生可能な資源の循環をかたちづけられるよう取り組んで行きます。

一般社団法人 安曇川流域・森と家づくりの会

安曇川流域で育った良質な木材を使い、住まい手とともに安全で安心な「こだわりの家づくり」。
家づくりを通じて豊かな森づくりを目指し、林業家・製材士・工務店・設計士等が集い活動している会です。

大津市伊香立に坂田工務店も参加する安曇川流域・森と家づくりの会のモデルハウス“もりいえ”が誕生しました。
滋賀県産木材をふんだんに使った木の家です。さわやかな木の香りとぬくもり溢れる空間を体感しに是非お立ち寄りください。
土日は設計士も対応させていただきます。
家のことなんでもご相談ください。

モデルハウス“もりいえ”
所在地:滋賀県大津市伊香立下在地町478-3
電話:077-574-3225
営業時間:午前10時〜午後5時
定休日:水、木曜日

琵琶湖森林づくりパートナー

現在、県内の人工林(ヒトが木を植えてできた森林)は、間伐や木材利用が進まず過密状態のところが多くなっています。手入れ不足の状態が続くと、森林が本来持っている水源かん養や、二酸化炭素の吸収等の機能が発揮されにくくなります。そこで今、滋賀県の森林に必要なのは、木を切って(間伐)使うこと(利用)です。
滋賀県の森林を、琵琶湖の水源を守るため、中小企業家同友会が実施する「南比良同友の森」の活動に参加しています。

 

我が家を守るお手入れ

はじめての家づくり。何から考えはじめていいのでしょう。ここではどんな家にしたいのか、どんな暮らしをしたいのか、プランを具体的にイメージするためのポイントをご紹介します。
家づくりの過程も、お客さまに楽しんでいただくために理想の住まいについて、じっくり時間をかけて、お話ししませんか?

無垢の木の床

普段のお手入れ

掃除機やほうきで、ゴミやほこりを取ります。ほうきは和箒や棕櫚箒が柔らかくお勧めです。しっかり絞った茶がらをまいて一緒に掃くと細かい汚れや臭いに効果的です。拭く場合は、から拭きを基本としてください。
炒った糠や乾燥させておからを布袋に入れて磨くと油分が補えていいつやが出ます。

落ちにくい汚れ

かたく絞った雑巾で拭いてください。無色の塗装に使ったワックスでこすっても汚れは落ちます。
ペンやクレヨンの汚れは、歯ブラシと歯磨き粉でこすってください。その後はワックスなどで油分をおぎないます。

小さなくぼみキズ

お湯を含ませたタオルをキズの上に置き、アイロンをかけます。
木が膨らみ、キズは目立たなくなります。その後はペーパー(240#~400#)で整え、ワックスを塗ってください。

漆喰や塗り壁

拭くと汚れが広がるので、基本ははたきをかけてください。
汚れによってはプラスチック消しゴムで消えます。
漆喰の場合は白チョークで分かりにくくすることが出来ます。塗り壁材によっては、中性洗剤で軽くふいた後、かたく絞った雑巾で洗剤を拭き取る等の方法もありますが、汚れに関してはあまり気にしないのが一番です。

建具

建具や建具枠も木を使いますので、住まい始めてからの温度変化や湿度の状態により反ったりすることがあります。
開け閉めしにくい状態になることもありますが、一年点検で調整した後はたいてい落ち着きます。

キッチン、浴室、トイレ、空調などの設備

機器類の不調については各メーカーが対応しますが、日常的に水漏れや異常な機械音などに注意し、不調を感じたら、ご連絡ください。
放置しておくと機器類だけでなく、建物本体までも傷めることにもなります。

建物外装

板張りの場合は、塗装材料にもよりますが3年~5年で塗り直しが必要になります。水洗いで汚れを落とし、乾いた後に再塗装をしてください。
すべての壁材において、風通しを良くし、カビなどが発生しない状況を保ちましょう。