通り土間の家 – 大津市

住まいのコンセプト

住まい手さんは成人された息子さんを含め、大人4人のご家族。
永く京都の町屋にお住まいでしたので、その風情を残して通り土間を中心にした平面計画としています。通り土間は、玄関であり、LDKの縁側でもあり、風の通り道にもなります。また、大人4人ということで土間をクッションにして1階の個室や2階の個室の独立性を高める効果があります。広い庭に対して庇の高さを抑え、庭になじむ形にしています。低い庇は夏の日射の遮蔽にも役立ちます。各個室にはそれぞれ景色を楽しむ大きな窓と風を抜く小さな高窓がついています。高窓は天井面を明るくし、空間を軽やかに見せる効果もあります。(設計士:市川由美子)
引き戸を開ければLDKと土間が一体空間に
大谷石を張った通り土間は玄関ホールでもあり、 2階の個室、1階の個室や和室をゆるやかにつなぐ。
2階の個室。
設計期間2013年3月から2013年9月
工事期間2013年9月から2014年4月
構造規模木造2階建て
床面積1階:95.44㎡/2階:45.17㎡/
延床面積:140.61㎡(42.6坪)
仕上げ屋根・・・ガルバリュウム鋼板 竪平葺き
外壁・・・角波ガルバリウム鋼板張り、一部杉板横張
内部床・・1階:杉厚板張り 2階:杉板張り
内部壁・・1階:薩摩中霧島壁塗り
2階:PBクロス張り
天井・・・1階:Jパネル表し
2階:杉野地板表し